バナナの花です。
暑い地方の植物ですから、
10月の寒くなりかける頃に咲いても、きっと実らないだろうね。
と、農家さん。
桃栗3年柿8年。
芽が出て木になり、花が咲いても、実るには年月がかかります。
このバナナ、温室でもなく、思いっきり外ですから、
この地の気候に何年もかけてゆっくりゆっくりと体調を合わせて、
ようやく花が咲くまでになってくれたのだと思うと、感慨深いものがあります。
私が育てているわけじゃないけど…
自然の順応性って凄いですよね。
そうかと思えば、こちらのバナナの木は、まだ小さいのに実がついていました。
大木のバナナを見て感慨にふけっていたので、えらく拍子抜けでしたが、
株のサイズに合わせて、「これはバナナ」と言われないとバナナに見えない色形。
面白いです。
これは、パパイヤの花。
パパイヤは、木が何年も育ってなるのではなく、
春に植え付け、この時期から青パパイヤとして収穫ができるまでに成長します。
フルーツとしていただくには、もっと温暖な気候が続き、熟させないといけませんが、
これから寒くなる一方なので、青パパイヤで収穫するそう。
普通の畑にはないものを面白がって育ててくれる農家さんがそばにいると、
もうそれだけで勉強になります。
スーパーの食品しか知らずに育ったので、
この歳にして初めて畑をはじめ、子どもと一緒にワーワー言いながら畑の食材を知ります。
「食育」にはいろんな面があり、
栄養やマナーを思い浮かべやすいけど、
実際は、
どうやって育って、どうやったら食べれれるか。
そちらの方が、将来的には断然大きな知識と生きる力になるなと、
自分の無知さから感じます。
子どもたちが、自分の体に入れる食べ物を自分で選ぶようになった時、
その色形の美しさより、育った環境や育て方を見て、ちゃんといいものを選べるようなに、
知識や感覚を養ってあげたいなと思います。
オーガニックとは
「自然の姿に戻る」という意味だそう。
子どもたちの生きる未来の地球を思いながら、
「今」の選択をしていけるといいですね。
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