フェアトレードより「レイズトレード」
良質に生産されたものや労働に対して、それに見合う適正な対価をきちんと支払う。
生産者と買い手の「取引」だけで終わるのがフェアトレード。
「レイズトレード」とは、
生産地(主に発展途上国)の経済・技術・国際競争力向上をサポートしながら取引を行うことで、生産地の持続的な経済発展を図ることをいう。
これまで原材料の生産のみにとどまっていたのを、加工、商品化して輸出することで、売る商品の価値を上げ、収入向上につなげる。
今回wakete.でお取り扱いがはじまるカカオが、レイズトレード商品です。
「Earth to Bar のチョコレートをご紹介したい」
そんなご縁を運んでいただいての出会いでした。
そのチョコレートは「Noel Verde ノエルベルデ」。
日本人オーナーによるエクアドル産のチョコレートブランドです。
オーナーの高橋さんは、イスラエル、スペイン、イギリスなどで有機農業を学び、
日本で酪農業を経営しながら有機農業の実践を経て、エクアドルに移住。
現地の農園でオーガニックカカオ作りを定着させ、現地で日本人の好むチョコレートを開発、商品化されています。
理念は「七方よし」の経済循環。
七方よしとは、「作り手」「買い手」「売り手」「社会」「自然」「生物」「未来」の全ての方向や分野でそれぞれにメリットがあり好循環であるということ。
地球を幸せにするチョコレートを作る。
そんなブランドのチョコレートを、wakete.のお客様にもお届けしたい。
昨シーズン、これまで入荷していたフェアトレードチョコレートの輸出がなくなり、チョコレートの取り扱いを断念したのですが、1年空いて、良きご縁をいただきました。
ありがとうございます。
そのカカオ豆の種類も、世界のカカオ生産量のうちわずか2%しかないといわれるとても貴重な「アリバ種」というもので、エクアドル特有の環境に適応して変異した、カカオの原生種に近いエクアドルの固有品種だそうです。
チョコレートは冬季限定入荷となりますので、まずはカカオニブから量り売りでお届けします。
カカオ豆を砕いたカカオニブ。
フローラルな風味と苦味をほとんど感じないのが特徴。噛んだ後、ナッティな味わいがあり、シトラス系の強い香りを感じ、最後にフローラルな風味が長くあとをひきます。カリッと食感も楽しめる素材です。
このカカオの背景に幸せを祈りながら
味わいとともに優しさを受け取っていただけたら
最高な循環が生まれるのではないかなと思います♡
この冬はチョコレートの取り扱いも!と検討しておりますが、
現段階では量り売りが難しい状況です。
が、ノエルベルデのチョコレートの背景を、wakete.のお客様にお伝えし、商品を手に取っていただくことで初めて「七方よし」が叶うので、今はそこに重きを置きたいと考えています。
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