ここから420㎞、二神島は、山口県と広島県の境に位置する瀬戸内海に浮かぶ小さな島。
潮の流れが速く、急激に深くなる海の構造や、二神島近海の海水にミネラル分が豊富に含まれていることが、質の良い美味しいひじきを生み出してくれています。
そんな海のしぜんに恵まれた場所でさえ、漁がしずらくなってきていると伺っています。
そう、温暖化です。
「10年前は、島のどこでも質のいいひじきが収穫できたのに」
当然、藻がついた海藻は質が落ちます。
「これまでと変わらない品質で、美味しいものを届けたい!」
そんな強い想いで、危険を顧みず、二神島の中でもより潮の流れが速く、きれいなひじきが生えているところだけを選んで収穫されています。
どれほど貴重で有難いものでしょうか。
「wakete.さんのひじきやわかめは本当に美味しい!」
みんなが喜んでくれるこのひじきやわかめの裏側には、実は二神島の漁師さんのこうした並々ならぬ努力と熱意があるからこそなのです。
私たちの日常でも感じられる昨今の異常気象からみても、今美味しくいただけている自然の恵みは、もはや当たり前ではありません。
環境悪化をこれ以上進めない努力、海を汚さない努力が必要です。
海から離れて暮らす私たちにできることは、使うもの食べるものを丁寧に選び、消費を変えていくことではないでしょうか。
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