ナッツが食用とされていたのは紀元前7000年頃から。
ヨーロッパでは中世頃まで高級嗜好品として食されていたそう。
日本では縄文時代から、栗やクルミ、とちの実などの木の実を、貴重なエネルギー源にしてきたのだとか。
ナッツはとっても栄養価の高い食品。
なかでも注目したい三大栄養素は
・たんぱく質
・脂質
・ビタミンE
「たんぱく質」というと、肉や魚が一番にあげられやすいですが・・・
ナッツのたんぱく質含有量は、動物性たんぱく質と比較しても遜色ないほど。
もうただの「おつまみ」扱いはできません。
菜食メニューのタンパク源として、日頃の食事の栄養価を高める食材としても取り入れていきたい食材です。
「脂質」というと遠慮したくなりますが・・・
ナッツの脂質は不飽和脂肪酸が主体。
お肉などの脂質と違い、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きをしてくれます。
また、痴呆症の予防や脳の血管を丈夫にする働きもあるそう。
しっかり役立てたいですね。
そして「ビタミンE」強力な抗酸化作用がありアンチエイジング効果が期待できます。
血液をサラサラにして、動脈硬化予防やがん予防、老化防止にも役立ちます。
ビタミンB群や食物繊維、カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、リン、亜鉛、銅といったミネラルも豊富。
健康にも美容にも役立つ、まさにPowerfoodではないでしょうか。
そのまま食べるもよし、パンやお菓子作りの素材にもよしですが、食事の中でうまく取り入れていきたいですよね。
最近は植物性の「代替え肉」がなにかと注目されていますが、ナッツを組み合わせるだけで、食感もコクも高まり、お料理のアクセントになります。
わが家では、ナッツ入りのおかずは子どもたちにも大好評。
探り箸でお行儀は悪いのですが、好みのナッツを見つけては喜んでいますよ。
〇アーモンド
ビタミンEの含有量はナッツの中で断トツ。たんぱく質、亜鉛、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル、ビタミンB群・Eが豊富。
〇カシューナッツ
たんぱく質が豊富。マグネシウム、鉄、葉酸、ビタミンEも多く含み、皮膚や骨格の発育に欠かせない亜鉛が多いのも特徴。
〇ヘーゼルナッツ
ビタミンE、カルシウム、マグネシウムが豊富。アーモンド、カシューナッツと並び「世界3大ナッツ」と呼ばれる。
〇ピスタチオ
脂肪の約90%が不飽和脂肪酸。カリウム、ビタミンB1・6、鉄分はナッツ1。食物繊維も多く、アンチエイジングに役立つルテイン、βカロテンなどの抗酸化物質も豊富。
〇くるみ
ナッツの中でもオメガ3の含有量は断トツ。抗酸化物質のポリフェノールも多く含み、ローストするとさらに多くなる。
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