白和えならぬフォニオ和えのご紹介
wakete.で取り扱う雑穀の中で、一番出番の少ない古代雑穀フォニオ。
クスクスみたいだね!
とよくいわれますが、クスクスは小麦が原料のショートパスタで、フォニオは雑穀そのものでグルテンフリーなヘルシー食材です。
見た目が砂のようだし、
まずその名前を聞いたことないしで、
雑穀界ではメジャーな、アマランサスやキヌアが選ばれてしまいます。
あぁ、今日も選ばれなかったね。。。
と、日々フォニオに話しかけております。
未知のもの「古代雑穀フォニオ」ではありますが、実はすごく手軽に使えて、めちゃくちゃ栄養価の高いスーパーフードなんです!
どうにかみんなに食べてもらいたい!
ということでこちらどうでしょう⇩
『プチプチ楽しいフォニオ和え』
作り方は超簡単♪
①フライパンにオリーブオイルをひと回しあたため、フォニオを炒る。
②色付いてきたらキノコや好きなお野菜を入れ、お塩で味付け。※ブラックソルトがおすすめです。
③水を適量加えて蒸し焼き。きのこやらお野菜からも水分が出るので、控えめで大丈夫。
お好みのパラパラ加減になるよう水の量は調整してください。
④再度塩こしょうで味を整えたら完成。
お醤油でも美味しいと思います◎
フォニオが少なめだとたらこ和えのような感じに。
フォニオが多めだと、ピラフのような主食に⇩
緑の粉は、農家さんからいただいた、スギナ粉をふりました。
ハーブソルト風に♡
水が多いともっちりとまとまり、さらにスープを加えるとリゾットにもなります。
火にかけて5分もすれば充分火が通ります
。
暑い夏は、あんまり火も使いたくないですし。
フォニオ使えますよ〜!
西アフリカ原産のフォニオは、
「5,000年以上も前から栽培されており、アフリカ大陸では最も古い農作穀物ではないかといわれている。フォニオは古代エジプトでも栽培されており、考古学者はピラミッドの墓の地中からもその種を発見している。」
また、しばしばその土地の神話が紐づいており
「マリの偉大な文明のひとつであるドゴン民族は、フォニオのことを『ポー』と呼んでいた。それは『宇宙の種』を意味しており、この古代文明の神話によると、フォニオの種から宇宙が芽吹いたとされている。」
なんていう歴史的背景も。
現在でも、栽培しやすく生育も速いので、
「種をばらまいて、数カ月後に収穫に戻ってくればいい。貧弱な土壌にも耐え、水も最低限で済みます。ほかの植物が生育しないような土地でもサヴァイヴできる」として育てられています。
そんな古代雑穀は、近年アメリカでヘルシーフードや環境問題に関心が高い人々から高い注目を集めています。
栄養価に優れており、多くの穀物に不足しているメチオニンとシステインという2つのアミノ酸を豊富に含みます。
システインは抗酸化作用や皮膚の紫外線防御作用。
メチオニンは体内でグルタチオンやタウリンに変換され、コレステロールを減らすはたらきや肝機能改善作用、免疫増強作用などの働きをするそう。
暑い地域で必要なわけですね。
食物繊維、鉄分、タンパク質を豊富に含むため、現地では昔から消化器系や泌尿器系の治療にも利用されており、現在でも、子どもや妊婦さんのための栄養補助食品として使われています。
糖尿病や減量中の人の低脂肪食としても利用価値の高い食材です。
フォニオは、私たちの健康や長寿、気候変動や食糧安全保障といった地球規模の課題解決をもたらす、まさに「古代発スーパーフード」というわけです。
☆出典: 写真/データ提供 SOCOフーズ株式会社 様、ありがとうございます。
砂のような小さな粒が、地球の救世主になり得る力を持っていそうです。
インド北西部では、気温50℃を超えたとか…
日本にもいつかそんな熱波がやってくるのでしょうか?
暑い地域の食材も取り入れて、夏にむけて暑さに強い身体に寄せて行くのがいいかもしれません。
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