カリっとした食感。
香ばしさの後に来る濃厚な甘み。
「ずっしり」という言葉がぴったりな超大粒サイズ。
右がブルキナファソ(西アフリカ)のカシューナッツ。
それでもアメリカ産のオーガニックカシュ―ナッツより、ずいぶん大粒だと思っていたのですが、右のカシューナッツはさらに大きい!
まさに「ジャンボ」ですよね。
これが、今回入荷しましたカンボジア産のカシューナッツです。
カンボジア独自品種で、粒の大きさ、甘みの強さが特徴だそう。
カンボジアでは、これまで他国へ出稼ぎにいっていた女性が働ける環境として、国を挙げてカシューナッツ加工事業を始められました。
加工工場がなかったため、カンボジアで育てられたカシューナッツはそのほとんどを近隣国に買いたたかれ、また密輸などで持っていかれていたそうです。
殻を割るために、まずは煮沸。
そのお湯を沸かす燃料は、カシュ―の殻を使っています。
一般的には120℃の高温スチームで加熱するそうですが、こちらのカシュ―はゆっくり煮沸して甘みを引き出す、伝統的な工法で加工されています。
なので「生」といいますが、厳密には一度火が通っているんですね。
殻割り作業も実はとっても大変で、カシュ―のあの勾玉のような形の殻は、専用の機械を使って一粒ひとつぶ手作業で行われています。
美味しいのでポリポリ手が進んでしまいますし、ナッツバターやナッツミルク、お菓子づくりをするときにもたくさん使いますが、この一粒を取り出してくださった方がいるのだと知ると、感謝の気持ちが湧いてきますよね。
生産から加工まで、人や環境に配慮して大切に育て加工され、想いと一緒に届いたナッツをありがたくいただき、カンボジアの人々の暮らしに役立ててもらいたいですね。
腸内環境を整える「オレイン酸」が豊富。
老廃物を排出して、便秘を改善してくれます。
脂肪燃焼をサポートする「ビタミンB1」も多く含まれているので、オレイン酸の作用とあわせ、代謝のアップでダイエット効果も得られそうです。
積極的にとりたい理由は「鉄分」!
ナッツ類の中でも特に鉄分や銅などのミネラルが豊富なので、美味しいナッツで貧血対策ができるなんて嬉しいですよね。
また抗酸化作用の働きをする「亜鉛」も多く含まれているので、美肌やアンチエイジング効果も期待できます。
といっても、食べすぎては逆効果。
一日に10粒目安(25~30g)ぐらいを、食前に食べるのが効果的。
糖質の吸収率を下げる不飽和脂肪酸の働きで、体内に取り込まれる糖質吸収の上昇スピードをおさえ、肥満防止にも役立つそうです。
せっかく食べるのだから、美味しいものを体にいい食べ方でいただきたいですね。
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