「プランドベース」という言葉は、本来「植物由来」という意味をもちます。
私は実は、環境問題に着目するようになってから、プラントベースな食生活にシフトしてきました。
<畜産の環境への影響>
温室効果ガスの一因として、「牛のゲップ」があげられているのは有名です。
それに加え、温暖化に加担している森林破壊の80%は、畜産を含める工業型の食糧システムが原因だということ。
また、森林伐採をして開拓された農地の80%が、家畜用の飼料の生産にあてられているということ。
食糧豊かな暮らしをする人々が肉をたくさん求めるので、その動物をたくさん育てなければならない。
それには、広い敷地とたくさんのエサが必要で、その敷地とエサを作るために森林を伐採する。
おおよそ、その仕事を担っているのは不当な賃金で労働させられる人々で、中には子どももいるでしょう。
当然、森林の管理は行き届かず、伐採するために新しい木々を育てるということも間に合わず、環境破壊だけが悪化してしまっている。
工業的畜産には、少なからずそういった悪循環が付随しているということです。
その傍らで、飢餓に苦しむ人々が地球上に8億人以上。
何かおかしいと感じませんか?
食糧豊富な環境にいる私たちが、必要以上に肉を求めることをやめれば、畜産のための森林伐採も止められるはずです。
化学肥料で飼料を育て、抗生物質で食肉を育てるより、
自然農法で人がいただく農作物を育てる方が、はるかに環境にいいし、はるかに効率よくみんなが幸せになれる。
食肉となる生き物のためでなく、飢餓に苦しむ人をなくすための農業にシフトされるべきだと思うのです。
私がプラントベースな食生活へと変わったのはそんな思いから。
工業的畜産を応援したくない。
一消費者である私ができるエシカル消費アクション。
食べ物が豊富な日本ですから、動物性に頼らなくても選択肢は多いのです。
「ミートフリーマンデー(元ビートルズメンバーのポールマッカートニーさんが発起人)」という言葉を耳にする機会も増えたのではないでしょうか。
週に一日でも肉食をやめてみる。
そんな選択が、温暖化を食い止めます。
食生活が変われば自ずと体調や体質の改善にもなり、一石二鳥という結果を得られることも。
動物性フリーを楽しむ人に、俳優さんやモデルさんが多いのは、そういうこともあるかもしれませんね。
未来の子どもたちに緑豊かな地球を残すためにも、
今地球で起きている事実を家族みんなで共有し、
今すぐできるアクションの一つとして、
プラントベースな食生活を取り入れていくのもいいのではないでしょうか。
▼わかりやすい資料▼
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